自分本位に考えるのがベスト

人間は一人では生きられない。互いに支え合うことが大切で・・・、

みたいな言葉が、僕はあんまり好きじゃなくて、

はいはい、そんなキレイゴトはいいから、って思っちゃうんですけど、

たしかに、社会に生きる以上、完全に一人で生きるのはほぼ無理で、

他者との関わり方っていうのは、ひとつポイントであることは間違いありません。

憲法では、様々な自由が保障されているわけですけど、

生まれた時点で、社会の中で生きることを義務付けられていて、

生きるためには、なんらか社会に価値を提供しないといけないわけで、

(勤労、納税の義務がまさにそれです。)

僕の意見としては、なにが自由だよ！って感じなんですけど。

ちょっと話が逸れましたが、とにかく、

生きていくうえで、他者と関わることは避けられないので、

今回は、どうやってそこをうまくやっていくかのお話です。

「会社の問題のほとんどは、人間関係の問題である」

これは僕の元上司の言葉なのですが、非常に的を得ている言葉だと思います。

会社というか、人生の問題は、ほとんど人間関係というか、

他人がいてこそ生じるものでしょう。

他人と比較してしまって、自分に自信が持てない！というような方には、

「嫌われる勇気」という本を読むことをお勧めします。

今回は、そういう方向けではなく、

意見の合わない人がいた時に、どう接していくか？というような内容の話です。

僕も社会人になって3年が経ち、相談とか、交渉とかをする機会があるのですが、

ほぼ毎回思うのが、こいつら、なんて自分勝手なんだ！ってこと。

まあ、立場も違うし、基本みんな自分が一番だから仕方ないんだけど、

時にはイラっとするような言い方してきたりとか、

頑固だな〜って思うことがあるわけです。

そんな時に、こっちもイラっとして同じように応酬してたんじゃ、

話は平行線のまま、それどころか、さらにイラっとする展開になるばかりです。

かといって、大人しく相手の言う通りにするのも気にくわないし・・・、

という感じなのですが、まあ、戦うよりこっちが引いてあげた方が上手くいきます。

ただ、妥協する、相手に屈するのではなく、

相手の狙いを汲み取った上で、そこに理解を示してあげる、

なおかつ、こっちの狙いも盛り込んだ妥協点まで落とし込む、

これをすることで、結果的にいい方向に進んでいきます。

結局気持ちの持ちようかもしれないけど、

・そもそも争うことは目的じゃない

・相手を打ち負かすことも目的じゃない(イラっとするとこれに執着しちゃう)

・あくまでも、自分の狙いを通すための手段としての妥協である

っていう風に考えることができれば、いい大人のくだらない喧嘩は防げるし、

最短で目的を達成することができます。

大事なのは、「相手のため」じゃなく、「自分のため」ってこと。

自分のために、相手の話にも耳を傾けてあげましょう。