シンプルに勝つ極意【まっさらFX】

シンプルさを突き詰めた「まっさら」チャートのFXで脱サラを目指します。

国の思惑通り?プログラミング必修化について

IT技術の進歩により、プログラミングできた方が

有利な世の中になってきているっぽいですが、

そんな中、プログラミングが学校教育で必修となりました。

(まだ始まってないですけど・・・)

 

これまでの、暗記中心の勉強は社会では役に立たない!と言われてますが、

じゃあ、プログラミングを学ばせよう!というのは、

果たして本質的な改革になるのか。

個人的には、覚える科目が増えるだけじゃない?と思っていました。

 

そんな中、以下の記事を読みましたが、

プログラミングの授業では、プログラミング的思考を育成することが目的である、

という内容が書いてあり、ひとまず安心しました。

 

dot.asahi.com

 

現在の教育制度についてのネガティブな声というのは多いと感じていますが、

その中でも、「今の教育制度は軍隊を育成するもので、現代社会に合っていない」

といったような意見については、うんうん、と納得する部分があります。

 

AIの進化によって人間の仕事は減り、

これからは、AIではできない、新しいアイデアを生み出す人材が必要だ、

とか、AIをコントロールする、プログラミングの知識を持つことが必要だ、

みたいなことが言われており、たしかに教育を見直す必要はあると思っています。

 

現状の教育を見直すっていうと、すごく響きがいいんですけど、

実際は、社会のためになる(利用価値のある)人材を育成するという

本質的な(国の)目的は変わらないわけで、

必ずしもひとりひとりの幸せにつながるわけではないと思います。

 

 

「プログラミングの学習で、ただプログラミングの言語を覚えるのではなく、

 プログラミング的思考を学ぶことで、社会で生きていくための力を養う。」

 

話を戻しますが、これがプログラミング学習の目的であり、

暗記中心だったこれまでの教育に比べると、いいじゃないか!って感じなのですが、

「社会で生きていくための」って部分が、個人的にはひっかかっています。

 

社会っていうのは、人の集まりなわけですけど、

その社会で生きていくためには、なんらか他人に価値を与えないといけません。

(もっというと、価値の代価=お金を受け取る必要がある)

 

完全に自給自足で生きていくことも、できなくはないと思うのですが、

なかなか難しいし、普通はその選択はしないでしょう。

(してたら、このブログは読んでませんしね)

 

何が言いたいのかというと、結局人っていうのは、

生まれた時点で、社会で生きることが決められていて、

その社会に必要とされる能力をもたないといけない、ということです。

 

哲学的な話になりますが、完全な自由っていうのはないと思っています。

とはいっても、それを嘆いていてもなにも変わらないし、

少なからず、社会に貢献する(そして報酬をもらう)ための手段については、

個人差はあれど、選択の自由があります。

 

サラリーマンとして働くにしても、自分で事業を起こすにしても、

会社や社会にとって必要とされるものを、見極める必要があるのです。

 

そして、その必要とされるものを、いかに自分の得意分野や

やりがいと重ねられるか、が充実した人生を送るためのポイントかなと。

(あと、必要とされるけどやりたくないことを、どこまでやらずにいけるか、も)

 

結局のところ、教育が変わっても、社会の本質は変わらないし、

その社会で生きる自分を幸せにできるのは、自分だけってことですかね。